【2019→2020】ソムリエ教本変更点まとめ【アメリカ -前編-】

こんにちは!
マルです。

本記事では、2019年と2020年の教本を読み比べて見つけた変更点をまとめています。

今回は【アメリカ -前編-】です。

前回の【スペイン】の記事はこちら
【2019→2020】ソムリエ教本変更点まとめ【スペイン -前編-】
【2019→2020】ソムリエ教本変更点まとめ【スペイン -後編-】

変更点や新しい記載からの出題は毎年多い傾向にありますので、ぜひチェックしてみてください。
今年ソムリエ試験を受験される方はもちろん、すでに資格を持っている方の知識のアップデートにお役立ていただければ幸いです!

  

プロフィール

【変更】P285

ブドウ栽培面積:435,300ha(2017年OIVデータ)
ワイナリーの数:13,500軒(2018年現在)
人口:3億2千万を超える

  

カリフォルニア州

歴史

サスティナビリティの時代

【追加】P291~

1990年:カリフォルニア州政府が全米に向けオーガニック(生産・加工・流通)に関するガイドラインを制定
2000年代:循環可能な農業生産方式としての「サステイナブル」が主流になりつつある

 

\ オーガニック /

主に畑において農薬や化学肥などの化学物質を極力使用しないことが主旨

  

\ サステイナブル /

自然環境や地域社会、経済へのインパクトを含めた農業生産方式で、下記の要素が含まれる  

[ 1.自然環境 ]

総合的病害虫防除
▶有益な昆虫や害虫の天敵となる虫、鳥の棲息を促す
▶セクシャル・コンフュージョンの使用
▶カバークロップや虫の嫌うハーブを植え雑草が生えない工夫

水資源の管理
▶畑とワイナリーで使用する水の削減と使用後のリサイクル

省エネルギー
▶ソーラーパネル設置による太陽エネルギーや風力エネルギーの利用
▶ワイナリーの構造に断熱壁材の導入

二酸化炭素排出量の削減

生態系の維持
▶周囲に野生を残し生態系を維持、または復活させる

 

[ 2.社会的健全性 ]

従業員の健全な生活の維持
▶適切な労働時間、医療補助、トレーニングの提供など

社会貢献
▶地元の経済活動や教育福祉に寄与する

  

[ 3.経済的健全性 ]

ビジネスとしての継続性、経営の健全性

社会的責任の全う
▶従業員への適切な賃金支払い
▶取引先に対する支払い

   

カリフォルニアにおけるサステイナブルの歴史

2003年カリフォルニア・サステイナブル・ワイン・グローイング・プログラム(SWP)が開発される
…カリフォルニア・ワイン・インスティテユート及びカリフォルニア・アソシエーション・オブ・ワイングレープ・グロワーズの協働による

  

・3つの柱
 ▶「健全な環境」
 ▶「公正な社会貢献」
 ▶「経済的健全性」

  

目的
栽培者およびワイナリーにサステイナブルなブドウ栽培とワイン造りに関する教育を与えること
また、カリフォルニア各地でのより地元に即したサスティナブル・プログラムと認証制度の開発を促すものでもある

 

  

現在カリフォルニアで運用されているサステイナブル認証制度

CCSW
(Certified California Sustainable Winegrowing)

制定:2010年(SWPから発展)
認証畑:62,800ha(カリフォルニアの全ブドウ畑の24%)
認証ワイナリー:148

  

フィッシュ・フレンドリー・ファーミング
(Fish Friendly Farming)

・河川の水質保全を主眼とした認証制度
・現在はカリフォルニア・ランド・スチュワードシップ・インスティテュートが運営

起案:1999年(起案者:ローレル・マーカス
認証畑:約60,000ha

  

ローダイ・ルール
(Lodai Rules)

・オーマート博士の主導により始められたカリフォルニアの中で最も早い時期に制定されたサスティナブル認証制度
・他州やイスラエルでも採用されている

制定:2005年(取り組みの開始は1990年代初期から)
認証畑:約18,600ha
認証ワイナリー:約30

※ローダイ
セントラル・ヴァレーにある長い歴史を持つブドウ栽培地区

  

SIP
(Sustainable in Progress)

・2008年、モントレー・カウンティからサンタ・バーバラカウンティまでのブドウ畑を対象に制定
・現在はカリフォルニア州とミシガン州の畑で認証されている

制定:2008年
認定畑:約17,600ha

  

ソノマ・カウンティ・サスティナビリティ・プログラム
(Sonoma County Sustainability Program)

・2014年にソノマ・カウンティ・ワイングローワーズが「2019年までにソノマ・カウンティのブドウ畑は100%サステイナブル認証を取得する」と発表(認証には前述4つの認証制度のいずれかを使用)
・初年度の経費の一部をソノマ・カウンティ・ワイングローワーズが負担
・2018年時点で89%のブドウ畑が認証を受けている

  

ナパ・グリーン
(Napa Green Land / Napa Green Winery)

・ナパ・ヴァレーの認証制度で以下の2つに分けられている
Napa Green Landブドウ畑を含む敷地全体に関する
Napa Green Wineryワイナリーを対象とする

・元々はナパ川流域の水質保全を目的としているためブドウ畑の敷地が隣接する小川の水質や岸辺の浸食防止を対象とするなどの特徴がある
・2020年までにNapa Valley Vintners の全メンバーの認証取得が目標

制定:2000年代初期
認証畑:10,522ha
認証ワイナリー:80以上

  

  

以上で【アメリカ -前編-】は終了です。
サステイナブルについての新記載がたくさんありましたね!
分からない単語をググるのに必死です。

次記事もアメリカを見ていきます~!

マル
マル
お疲れさまでした!

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